すぎな咖喱
そんなスパイスの魅了を少しだけ紹介したいと思います。
すぎな茶咖喱
ターメリックは日本ではウコンとも呼ばれ、香りづけはもちろん、色付けでよく使われます。
黄色の色素成分のクルクミンは、肝機能を活性化させ、抗酸化にも優れている言われています。
スパイスとして使用されるマスタードシードは、ブラック・ブラウン・イエローの3種類があります。
マスタードの辛味成分は酵素によるものですので、酵素で生成される辛味は熱に弱いとされています。
なので香味成分を油に抽出する「テンパリング」という作業で辛味はかなり飛んでしまいます。
しかしテンパリングによって香ばしいナッツ臭を油に移すことでよく使われます。
ホールのままマスターシードを使用すると、ぷちぷちとした食感が楽しめます。
コリアンダーはタイではパクチー、中国では香菜(シャンツァイ)と呼ばれています。
独特の清涼感があり、煮込んでいくととろみがつきます。
消化促進・食欲増進によいとされ、口臭予防にも期待されています。
クミンはウマゼリとも呼ばれ、カレーらしい香りがするスパイスです。
クミンには消化促進や胃腸の調子を整えたり、脂肪燃焼を促し新陳代謝を高めてくれる効果があると言われています。
フェンネルはウイキョウとも呼ばれ、むくみ解消のデトックス効果も重要視されています。
フェンネルは香りが高く、口臭予防としても利用されています。
ガーリックは滋養強壮や疲労回復などに期待されているスーパーフードです。
香気成分であるアリシンが疲労回復に大きな効果があるとされています。
その他、血液サラサラ・血行促進や免疫増強、抗ガン作用、血栓予防、冷え解消に期待が集まっています。
シナモンは漢方では桂皮(ケイヒ)と呼ばれ、もともとは生薬や漢方として使われていました。
シナモンはスパイシーで甘い香りが特徴のスパイスで、抗酸化性、抗炎症性、抗菌性という特性を備えているスーパースパイスです。
ジンジャー(生姜)には、ジンゲロンやショウガオールという辛味成分が含まれています。
この成分で血行が促進され、体が芯から温まり代謝が高まります。冷え性の人や風邪をひきやすい人には嬉しいですね。
チリペッパーは乾燥した赤唐辛子で作られ、強い辛味を持つ種を除かず丸ごと使用するホールタイプや、メニューの素材や食感などに合わせて、粉末にしたパウダータイプなどがあります。
チリペッパーには、辛味成分であるカプサイシンが入っており、体脂肪を燃焼させて身体を温めることから、代謝アップに期待できます。
そのほか、ビタミンAやビタミンCなどのビタミン類を豊富に含むので、活性化酸素の増加を抑える働きや抗酸化作用があると言われています。
アンチエイジングに敏感な方は耳にしたことがあるかもしれませんね。
ジンブーはネギ科の植物を乾燥させたもので、葱とかニンニクのような強い香りがする高級スパイスです。
熱した油で調理をすると香ばしい香りして、料理に香りと味の深みを与えてくれます。
フェヌグリークの葉っぱを乾燥させた物がカスメリティで、別名フェヌグリークリーフとも呼ばれます。
消化不良や膨満感を改善し、コレステロールを減少するなどの期待が集まっています。
本来は煮込み料理に使用されるスパイスだが、近年はスパイスカレーのトッピングに使用されることが増えました。
トッピングに使用する場合は、少し乾煎りをしてほんのりと甘い香りを引き出して使うとよいでしょう。
カルダモンは爽やかで上品な香りがして、スパイスの女王とも呼ばれます。
果実の大きさは1~2cmほどで淡い黄緑色をしています。
スパイスカレーには、乾燥した果実に割れ目を入れたり、中にある黒い種子を取り出したりして油に香りを移して使います。
種子を挽いてパウダーにしてフィニィッシュスパイスとして仕上げに振りかけるのもいいです。
芳香性健胃効果があり消化を助けてくれ、油分を除く効果もあるので口臭ケアにも役立ちます。
クローブはコショウ・ナツメグ・シナモンと共に四大スパイスと言われ、2000年以上前から世界中で親しまれているスパイスです。
漢方の世界では生薬(チョウジ)として知られており、胃腸を温め、体内の冷えからくる不調を改善するための処方薬として使われます。
バニラのような独特の甘くて濃厚な香りと渋みをおびた香りが特徴です。
ホールのものは油に香りを移して使い、パウダーは香りが飛びやすいのでフィニッシュスパイスとして最後に振りかけて使われます。
カレーリーフはミカン科の植物の葉のことです。
インドなどではスパイスとして用いられ、特に南インドのカレーには欠かせない存在です。
調理の過程で油に上品で香ばしい香りを移して使用します。
カレーリーフには、滋養強壮や食欲増進、消化促進などの効能があるといわれています。
誰しも胃腸の調子が悪い時には、胃腸薬にお世話になったことがあるではないでしょうか?
実は胃腸薬の中にもお馴染みのスパイスがたくさん入ってます。
有名な「太田胃酸」の成分表を見ると、ケイヒ、ウイキョウ、ニクズク、チョウジ、チンピ、ゲンチアナ、ニガキの7種類が健胃製薬として表示してあります。
ウイキョウはフェンネル、ニクズクはナツメグのことです。
こうしてみると、スパイスカレーは胃もたれしないのは、バターや小麦粉を使っていないからだけではなく、スパイスが胃腸を整えてくれていることがよくわかりますね。
スパイス(香辛料)は妊娠にはほとんど影響ないとされ、多量にとるのでなければあまり制限をする必要はないと言われています。
スパイスが入った食事をすることで、食欲を増進させる効果もあります。
しかしターメリックやシナモンなどには子宮収縮作用があるとのことで、妊娠中には食事で使われる量をはるかに超えて、大量摂取をしないように注意が必要です。
気になる方はかかりつけ医などにご相談ください。
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湯布院 由布岳の麓で育った無農薬のスギナ。 お茶や食材として楽しめます。 毎日の習慣で、みなさまの美容と健康のお役に立てることを願っております。
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